「今月もまた食費が…」毎月繰り返すため息、終わりにしませんか?
月末に家計簿アプリを開いて、食費の数字に思わずため息をつく——。
シングルファーザーになってから、毎月のように繰り返してきた光景です。子どもたちには栄養のあるものを食べさせたい。でも仕事でクタクタになって帰った日はコンビニや外食に頼ってしまう。気づけば月末、食費は予算を大きくオーバーしている。「来月こそは…」と決意してもまた同じことの繰り返し。
シングルファーザーとしての毎月の家計管理は、正直なところ綱渡りの連続です。
私自身も離婚を経験し、2人の子どもを一人で育てるようになってから、食費のコントロールが最大の課題の一つでした。スーパーで「あれも買わなきゃ、これも足りない」と焦りながら買い物をして、気づいたら月の食費が毎月7万円近くになっていたこともあります。
でも今は、月の食費を4万円台(4万5千円前後)に抑えながら、子どもたちに栄養のある食事を出せています。その秘訣は「週末の2時間」にあります。
この記事では、私が実践している食費節約の具体的な方法を余すことなく紹介します。同じようにひとり親で家計に悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
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食費が膨らむ本当の原因は「忙しさによる無計画」にある
「食費を減らしたい」と思ったとき、多くの人が真っ先に考えるのは「安いスーパーに行く」「特売日を狙う」といった方法です。もちろんそれも効果はありますが、根本的な問題は別のところにあります。
ワンオペ育児で本当に怖いのは、疲れた平日の「なんとなく買い」と「緊急外食」です。
子どもを保育園・学校に迎えに行って、帰ってきたら疲れ果てている。夕飯を作る気力がない。「今日だけ」とコンビニで済ませたり、近所のファミレスに飛び込んだりする。その「今日だけ」が月に何度も重なると、あっという間に食費が跳ね上がります。
問題の本質は「疲れた状態での判断」と「事前準備のなさ」にあります。逆に言えば、事前に仕組みを作っておけば、平日にどれだけ疲れていても、食費を抑えることができるのです。
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食費が膨らむ3つの原因
原因① 買い物に「ルール」がない
計画なくスーパーへ行くと、目についたものをカゴに入れてしまいます。「特売だから」「子どもが好きだから」という理由で買ったものが冷蔵庫で眠り、結局捨ててしまう——食品ロスは家計のロスに直結します。
「今日のお得」に引きずられると、月全体の食費は増えていきます。
私がFP3級の勉強をする中で改めて実感したのは、家計管理においても「感情的な判断」が最大の敵だということです。特売品でも、使い切れなければ意味がありません。
原因② 平日に「考える時間」がない
仕事から帰り、子どもをお風呂に入れ、宿題を見て、寝かしつけをして……。そのあと「明日の夕食は何にしよう」と考える余裕など、ほとんどありません。
「何を食べるか考える」という作業自体が、疲弊したシングルファーザーには大きな負担です。
平日に何も準備していないと、コンビニや外食という「高コスト・低栄養」な選択肢に流れやすくなります。
原因③ 「まとめ買い」が中途半端
「節約のためにまとめ買いをしよう」と思ってドラッグストアや業務スーパーへ行っても、結局使い切れずに賞味期限切れになることはありませんか?
まとめ買いは「何を、どのくらい使うか」を把握していないと逆効果になります。使い切れる量だけを計画的に買う——これが鉄則です。
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解決方法:「週末2時間の仕込み」で平日を乗り越える
私が実践しているのは、シンプルに言えば「週末にまとめて考えて、まとめて動く」という仕組みです。
ステップ① 土曜の朝:週間メニューを10分で決める
まず、土曜の朝(子どもが起きる前でも、朝食後でもいい)に次の1週間の夕食メニューをざっくり決めます。
私の場合は7食分を考えますが、完璧にしなくてOK。「月:豚の生姜焼き、火:カレー、水:昨日のカレーリメイク、木:肉じゃが、金:卵焼きと冷凍チャーハン、土:シチュー、日:外食かピザ」くらいの大枠で十分です。
「完璧なメニューを作ること」が目的ではなく、「平日に考えなくていい状態を作ること」が目的です。
メニューが決まったら、必要な食材をメモします。このメモが「買い物リスト」になります。リストにないものは買わない——これが余計な出費を防ぐルールです。
ステップ② 土曜の午前中:1週間分をまとめ買い
買い物リストを持って、スーパーへ。私が意識しているのは以下の3点です。
まとめ買いの3原則:
1. リスト以外は買わない(特売でも「使い切れるか?」を自問する) 2. 肉・魚は1週間分まとめてまとめ買い(1回のレジ通過で完結させる) 3. 業務スーパーと普通のスーパーを使い分ける(乾物・調味料・冷凍食品は業務スーパー、鮮度が必要な野菜・肉は地元のスーパー)
この買い物で1週間分をほぼ完結させます。平日に「買い忘れた!」と慌てることが激減します。
ステップ③ 土曜の午後:2時間で作り置き
帰宅したら2時間で作り置きをします。子どもたちにはこの時間、動画やゲームで自由に過ごしてもらうことも多いです(ずっと一人で抱え込まなくていい)。
私の定番作り置きメニュー:
- ゆで卵(5個まとめて。サラダにも、そのままおやつにも使える)
- 鶏むね肉のしっとり蒸し(そのまま食べても、サラダチキンとしても、炒め物にも応用できる万能食材)
- きんぴらごぼう(冷蔵で1週間持つ。お弁当の副菜としても活躍)
- 具材の下ごしらえ(玉ねぎを切っておく、にんじんをスライスしておくだけで平日の料理時間が半減)
- 冷凍ごはん(2合炊いてラップで小分け冷凍。平日の「ごはんがない!」を防ぐ)
これらの作り置きがあると、平日の夕食準備が10〜15分で完結します。
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📝 私の作り置きの相棒「ホットクック」
私が2時間で作り置きを回せているのは、シャープの自動調理鍋「ホットクック」のおかげです。材料を入れてボタンを押すだけで、子どもをお風呂に入れている間に煮物が完成しています。
正直に言うと、購入前は「鍋なんて高い買い物をして元が取れるのか?」と何度も悩みました。でも実際に使い始めてからは、「料理にかかる労働時間そのものが減った」ことが家計より大きな価値でした。
特にシングルファーザーの私にとって助かっているのが次の3点です。
- 火加減の見張りが不要(子どもの宿題を見ながら同時並行で料理が進む)
- 外食欲求が激減(朝セットしておけば帰宅と同時に夕飯が出来上がる→「今日はもう外で済まそう」が消える)
- 作り置きとの相性が抜群(カレー・肉じゃが・無水調理の野菜系を週末にまとめて仕込める)
体感では、導入後は外食・中食の出費が月8,000〜10,000円ほど減りました。本体価格は決して安くありませんが、私の場合は半年ちょっとで元が取れた計算です。
今日から始める具体的なアクション5つ
理論より行動が大事です。月曜日から始められる具体的なアクションを5つ挙げます。
アクション① 今週の食費を把握する
まずは現状把握から。今週1週間のレシートを集めて、食費の合計を出してみてください。「思ったより多い」「思ったより少ない」——どちらにしても、数字を知ることが改善の出発点です。
私はマネーフォワードMEというアプリを使って自動集計しています。基本的には全てクレジット決済にし、現金のみ使用の店舗ではレシートをスキャンするだけで食費を記録してくれるので、手間が最小限です。
アクション② 来週のメニューを今週末に決める
この記事を読んだ今週末、まず10分だけ使って来週の夕食メニューを考えてみてください。完璧でなくていい。「月・火・水・木・金」の5日分だけでもOKです。
「決める」という小さな行動が、1週間の食費を大きく変えます。
アクション③ 買い物リストを作る習慣をつける
スーパーへ行く前に、必ずスマホにメモを作る。私はiPhoneのリマインダーアプリを使っています。「リストにないものは買わない」というルールを1ヶ月徹底するだけで、食費は確実に下がります。
アクション④ 週1回だけ作り置きをする
最初から7品も作ろうとしなくていい。まず1品だけ、週末に作り置きをする習慣をつけてみてください。「ゆで卵5個」だけでもいい。その小さな習慣が、平日の食卓を変えていきます。
アクション⑤ コンビニに入る前に「本当に必要か」と自問する
疲れた帰り道、コンビニの明かりは魔法のように吸い込まれそうになります。でも入る前に一度、「家に何かある?」と考えてみてください。作り置きがあれば、コンビニに吸い込まれる回数は確実に減ります。
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まとめ:仕組みを作れば、平日の「疲れた自分」が守られる
シングルファーザーとして子どもを育てながら家計を管理するのは、本当に大変です。私自身も、最初は毎月の食費を見るたびに気持ちが沈んでいました。
でも今は、食費の管理がストレスではなく「達成感」に変わっています。月末に家計簿を締めて「今月も4万円台に収まった」と確認する瞬間が、小さな自信になっています。
大切なのは、頑張り続けることではなく、頑張らなくてもいい仕組みを作ることです。
週末の2時間が、平日5日間の自分を守ります。疲れ果てた平日の自分が正しい判断をできるように、元気な週末の自分が準備をしてあげる——これがシンプリストとして私が辿り着いた家計管理の本質です。
まず今週末、メニューを決めることから始めてみてください。小さな一歩が、確実に家計を変えていきます。
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この記事が役に立ったと感じたら、同じ悩みを持つ仲間にシェアしてもらえると嬉しいです。
ひとり親の毎日を、一緒に少しでも楽にしていきましょう。
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このブログ「koala-style.com」では、シングルファーザーとして2人の子どもを育てながら、ミニマリスト・シンプリストとして暮らしを整えてきた経験をもとに、育児・家計・暮らしの効率化について発信しています。FP3級の知識を活かした資産運用についても随時更新中です。


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